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RStudioセットアップ手引書

選択ベースコンジョイント分析セミナー向け

このガイドでは、選択ベースコンジョイント分析を行うためのR環境のセットアップ方法について説明します。お使いのOSに合わせた手順に従ってください。

目次

  1. セットアップ前の確認
  2. Windows 10/11ユーザー向けセットアップ
  3. Mac OSユーザー向けセットアップ
  4. 必要なRパッケージのインストール
  5. セットアップ確認方法
  6. トラブルシューティング

セットアップ前の確認

すでにR、RStudio、Rtools(Windowsのみ)をインストール済みの方は、以下の手順でバージョンを確認し、最新でない場合は更新をお勧めします。

Rのバージョン確認方法

  1. RStudioを起動する
  2. コンソールに R.version.string と入力して実行
  3. R version 4.3.0以上であることを確認(2025年4月現在の安定な最新版は4.4.3)

RStudioのバージョン確認方法

  1. RStudioを起動する
  2. メニューの「Help」→「About RStudio」をクリック
  3. Version 2023.03.0以上であることを確認(最新版は2024.12.1)

バージョンが古い場合や、まだインストールしていない場合は、以下の手順に従ってセットアップを行ってください。

Windows 10/11ユーザー向けセットアップ

1. Rのインストール

  1. CRANのウェブサイトにアクセス
  2. 「Download R-4.4.3 for Windows」(または最新バージョン)をクリック
  3. ダウンロードしたインストーラー(R-4.4.3-win.exe)を実行
  4. インストールウィザードの指示に従い、デフォルト設定のままインストール

2. Rtoolsのインストール

Rtoolsは一部のRパッケージをインストールする際に必要となります。

  1. Rtoolsのダウンロードページにアクセス
  2. 「Rtools44 installer」(またはお使いのRバージョンに対応するもの)をクリック
  3. ダウンロードしたインストーラー(rtools44-x86_64.exeなど)を実行
  4. インストールウィザードの指示に従い、デフォルト設定のままインストール

3. RStudioのインストール

  1. RStudioのダウンロードページにアクセス
  2. 「DOWNLOAD RSTUDIO DESKTOP FOR WINDOWS」をクリック
  3. ダウンロードしたインストーラーを実行
  4. インストールウィザードの指示に従い、デフォルト設定のままインストール

Mac OSユーザー向けセットアップ

1. Rのインストール

  1. CRANのウェブサイトにアクセス
  2. Intel Macの場合: 「R-4.4.3-x86_64.pkg」(または最新バージョン)をクリック Apple Silicon(M1/M2)Macの場合: 「R-4.4.3-arm64.pkg」をクリック
  3. ダウンロードしたインストーラーを実行
  4. インストールウィザードの指示に従いインストール

Intel MacかApple Siliconか分からない場合はAppleメニューの「このMacについて」で調べてください。

2. RStudioのインストール

  1. RStudioのダウンロードページにアクセス
  2. 「DOWNLOAD RSTUDIO DESKTOP FOR macOS」をクリック
  3. ダウンロードしたインストーラー(.dmg)を開き、RStudioアプリケーションをApplicationsフォルダにドラッグ

注意事項(Mac OSのみ)

必要なRパッケージのインストール

セミナーでは以下のパッケージを使用します。

このうち、cbcToolsは現在CRANから削除されており、install.packagesではインストールできない状況となっています(2025/4/27現在)。したがって、それ以外のパッケージをまずinstall.packagesでインストールしてください(下記参照)。

RStudioを起動し、以下のコマンドをコンソールに貼り付けて実行してください。

# 必要なパッケージをインストール
install.packages(c("makedummies", "mlogit", "ggplot2"))

個別インストール方法(上記の一括インストールでエラーが出た場合)

# 個別にインストール
install.packages("makedummies")
install.packages("mlogit")
install.packages("ggplot2")

なおパッケージインストールの際に「どのサイトからインストールするか」を聞かれる場合がありますが、日本のサイトを選んでおけば通常間違いありません。

cbcToolsのgithubからのインストール

cbcToolsはgithubからインストールできます。そのために、まずremotesパッケージをインストールしてください。

install.packages("remotes")

次に、remotesパッケージを使って次のようにcbcToolsをgithubからインストールしてください。

remotes::install_github("jhelvy/cbcTools")

セットアップ確認方法

環境が正しくセットアップされたかを確認するため、以下のコマンドをRStudioのコンソールに入力して実行してください。エラーが表示されなければセットアップ完了です。

# パッケージの読み込み確認
library(cbcTools)
library(makedummies)
library(mlogit)
library(ggplot2)

# バージョン確認
packageVersion("cbcTools")
packageVersion("makedummies")
packageVersion("mlogit")
packageVersion("ggplot2")

# 簡単なプロットで動作確認
ggplot(data.frame(x = 1:10, y = 1:10), aes(x, y)) + geom_point()

トラブルシューティング

パッケージのインストールエラー

Windows環境での一般的な問題と解決策

  1. Rtoolsがインストールされていない場合
    エラー: 'tools::.install_package()' に見つからない依存パッケージがあります 
    

    解決策: 上記のRtoolsインストール手順に従ってRtoolsをインストールしてください。

  2. 管理者権限が必要な場合
    エラー: インストールに失敗しました。アクセスが拒否されました
    

    解決策: RStudioを右クリックして「管理者として実行」を選択し、再度インストールを試みてください。

Mac環境での一般的な問題と解決策

  1. Xcodeコマンドラインツールがない場合
    エラー: コンパイラの実行可能ファイルが見つかりません
    

    解決策: ターミナルを開き、以下のコマンドを実行してXcodeコマンドラインツールをインストール

    xcode-select --install
    
  2. パーミッションエラー
    エラー: パッケージをインストールする権限がありません
    

    解決策: RStudioを閉じ、再度開くか、以下のコマンドで個人用ライブラリパスを作成

    dir.create(Sys.getenv("R_LIBS_USER"), recursive = TRUE)
    

その他の問題

セットアップ中に問題が発生した場合は、以下の情報を含めて担当教員に連絡してください:

  1. お使いのOS情報とバージョン
  2. 表示されたエラーメッセージの全文
  3. 実行したコマンド

本手引書に関する質問やフィードバックは、セミナー担当教員までお寄せください。